昨日の記事から続いております。
さて、マイクロチップ導入を決めたテリア家ですが、いくつか問題が。
マイクロチップ、ネット上では必要か不要かなどの内容はありますが、そもそものマイクロチップの情報(マイクロチップがどのようなものか、種類、メーカー、事故、読取機の事など)はあまり見かけないのです。
そこで、今回、テリア家、調べてみました。
お白) 説明しよう! 以下、マイクロチップの事を色々調べた内容だ。興味のない方はスルーで!
聞いたのは、公益社団法人 日本獣医師会AIPO事務局!
さてさてでは、電話で直撃アルフィン!!
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Q) マイクロチップは何処でつくられているのか?国産?輸入品?
A) 日本で扱われているマイクロチップは、海外の工場(アメリカとヨーロッパの工場)で作られている。
それを輸入・販売をしている日本企業が、7〜8社ある。この中の2、3社は輸入販売許可を取っているだけで未だ流通まで行っていない。
よって、日本では実際は6〜7社のみマイクロチップを取り扱っている。また、各海外の工場のチップを、各日本の企業が扱っているので、マイクロチップ自体も6〜7種類のものが日本で扱われていることになる。
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Q) どこのものが多く取り扱われているのか?
A) 企業のシェアとしては、多いのが共立製薬のようだ。
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Q) そもそもマイクロチップって?
日本では、マイクロチップのデーターコードと通信方式はISO 11784 とISO 11785に則っとっている。
基本15桁の数字が、マイクロチップから読取機(リーダー)により読み取れる。
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Q) リーダーはどのマイクロチップでも読み取れるのか?
A) 日本ではどのリーダーでも読み取れる。
しかし、アメリカなどは、独自規格のマイクロチップを使っていることが多いため(つまり上の2規格以外)読めないこともある。
しかし、空港などには海外のマイクロチップを読み取るリーダーも置いてる所が多い。
日本の空港では、何種類ものリーダーをおき、世界のワンコのマイクロチップを読み取れるよう努力している。
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Q) マイクロチップに何が書き込まれているのか?
A) 15桁の数字。
はじめの3桁は国番号。日本は392らしい。
…この数字は、日本向けに販売されるチップにすでに入れ込まれている。
つぎの2桁は動物の種類。
犬は14、馬は11など決まっているそうな。
そのつぎの2桁は、企業コード。10とか、50とかになっている。
その後の数字が、その個々のマイクロチップの番号。
この番号で、識別が可能となる。
因みに、この番号と紐づけられる情報は登録する必要がある(登録費用1000円)。
犬側は、ワンコの名前・種類・犬種・毛の色・生年月日・マイクロチップを入れた日を書き、飼い主側は、飼い主の名前・住所・電話番号(固定と携帯)ほか、FAX番号などを書く。
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Q) マイクロチップの素材は?
A) マイクロチップの素材は、ガラスが現時点では主流。
『車で引いてもいい壊れない』というのを昔メーカーが言っていたそうだ。
近年、樹脂製品が開発された。強度問題により、一年ほど前から使われはじめた。
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Q) マイクロチップの事故はあるのか?
A) ガラスが割れたとの報告があり、リコールとなったものがある。
それは、温度も測れるという機能が付加されたマイクロチップで、全部でなく、その中のあるロットに、割れるという不具合があったそうである。
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Q) マイクロチップの普及率
A) 犬の場合は分母をどこに設定するかにより異なる。つまり、行政登録(狂犬病注射の際などに登録するもの)されているのは、600万頭だが、ペットフード会社の調べでは900万頭となっているので。
分子のマイクロチップ装着は、130万頭となってる。
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Q) 迷子犬の行政の取り扱いとマイクロチップ
A) 現在は、マイクロチップの装着は義務でなく努力規定にすぎない。そのためリーダー配置義務や、読み取り義務なども存在しない。
義務化されると、配置義務や、読み義務を法的な義務とできると考えられる為、国(環境省)としては普及活動を推進している。
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Q) リーダーの配置の現状は?
A) リーダーは、都道府県レベルでは全てに配置済み。愛護センターなどにある。
市町村の保健所レベルでは、政令都市は殆ど配置済み。しかし小さな市町村ではまだない所ある。
しかし、小さな市町村が保護犬を処分する事はおそらく少なく、その際保護犬は都道府県レベルの愛護センターに移動するので、そこでマイクロチップの読み取りも可能と思われる。
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Q) マイクロチップの費用
A) 装着料金は、独禁法の兼ね合いから一律に決めることが不可能。
マイクロチップ本体代、診察代、装着手技代(因みに、専用の注射器で入れ込む。)
およそ、3000円〜5000円だそう。
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お白) あーー、疲れた。 他に知りたい事がある方は、自身で聞いてくれたまえ!
公益社団法人 『日本獣医師会 (AIPO事務局)』のお兄さんが丁寧に教えてくれるはずだ。
次回、マイクロチップ装着編。
その様子を少しだけ。
いよいよ順番がきました。
変わり身の術? 白猫とタヌキには間違いないが(笑)
診察室に入り、まずは体重測定。
さぁ、いよいよだね。
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