⑨ 犬とハイキング: 夫婦大喧嘩、そしてゴール編【スウェーデン北部『クングスレーデン』】
2023/ 10/ 02 (Mon) 07:59
0
昨日の記事から続いています。
●本日の行程●
アビスコアーレ ステーション⇒⇒アビスコ ツーリストステーション

ーーーーー
朝
今日は、残りの1区間15kmほど残すのみ。
しかも、ナショナルパーク内なので、道もそこまでハードではないはず。

もうほぼゴールした気分になりまして、
いつもより、かなりゆっくり起きて、のんびりご飯を食べて、コーヒーを飲む。
楽しんでる。今の我々…

お茶々) 朝からラーメンって…
↓
昨夜の雨で濡れたテントを乾かしながら、のんびりと撤収。
…気づけば周りのテントは一つもなく、一番最後の出発でした。
まぁ、それも問題ない。
「余裕」があるって、ス・テ・キ。
ーーーーー
10:30
アビスコ ツーリストステーションに向けて、出発!
湖の横を通り、川の横を歩いていきます。
綺麗な花も咲いており、道もしっかり整備されていて歩きやすい。

途中、エミルが抱っこを求めてきましたが、アルフィンは元気いっぱい。
何度か休憩して、行動食を食べ、また歩きます。

ーーーーー
順調。実に順調。
雨も降りそうでしたが、なんとか持ちつつ、ゴールのアビスコ ステーションまで、残り5kmあまりのところに来ました。
そうここが運命の分かれ道…
道には、右矢印の「ABISKO Östra」の標識がある分岐点。
パパ) アビスコ!いけー!そっちだー!!
ということで、右へ。
言われるがままに進みました。
↓
ある程度歩いたところで、
地図上では川の横にトレイルがあるはずなのですが、川が無い。
また、そろそろアビスコ近いから人も多くなってもいいはずだが、誰もいない。。。
なんかおかしい??
ねぇ、道間違ってない?
しかし…
パパ) 大丈夫やろ、どこかで繋がってるって。
実は、この分岐の手前も、何度か二股に別れる道がありました。
二股に分かれても、少し行けばまた合流していたので、今回もどちらに進もうが、すぐ合流するものだとも、パパは信じていたようです。
その後も、川は進行方向左側にあるはずなのに、道は右に右に続いています。

やはり、道、間違えてない?
さっきの分岐まで戻らない?
パパ) いや、だってアビスコって書いてし。そんなに心配なら戻ってもえーけど。
戻ってもえーけど、だと⁈ イラッ💢
ママも意固地になり、そこまで言うなら行こうじゃないの!と、そのまま進むのでした。
ーーーーー
結果…
はい、迷子です。
しかも、この辺りは高い木も多く茂り、今歩いている道から、我々が想定していた正規ルートが一切見えません。
無言で歩く夫婦とワンズ。
もうゴールと思って、足を残さず歩いていた為か、膝と足裏に急に痛みが出現し、膝を曲げるのが辛くなりました。
↓
しかし、その後も、いくら歩いても到着しない。
イライラ💢
道も、川がある左側には向わない。
イライラ💢 イライラ💢
お白) ママ…
そして、遂に禁断のひとこと。
ママ) あの分岐、ちょうど前方から人が歩いてきてたから聞けたのにっ!聞くこともなく「こっちだ」と言い切ったの、あなたよね?明らかに間違えてるよね、この道っ
…からの、夫婦喧嘩勃発!
と、まぁ、すぐそこがゴールと思っていたのに、全く到着しない不安とイラつき、脚の痛みと疲れも伴い、えぇ、まぁ、はい…
お茶々) 夫婦喧嘩は犬も喰いません…
ーーーーー
そんな時、前方から、スウェーデン人の夫婦が歩いて来ました。
とても優しい仲良さそうなご夫婦で、伺うに、アビスコ東駅よりハイキングしているのだという。
このルートはアビスコ東駅の方に繋がってるよ、と。
すぐに調べてくれ、多分こっちに行けば道があると思うよと、アビスコツーリストステーション(我々の思うゴール)への行き方を教えて頂きました。
ありがとうございます。
…我々も見習い仲良くしたいと思います。
ーーーーー
その後、道にマークが出て来ました。

マークに沿ってひたすら歩きました。
そして、高床式の建物の展示物があり、観光客がいます。もうすぐか?

↓
そして、ついに、ゴーーーーール!!
お茶々) え?8日間も歩いて、ゴールが駐車場?
うん、ママもさ、クングスレーデンの動画とかにある、ザ・アビスコって感じのところでゴールを迎えたかったよ…

ーーーーー
余計に、5キロ程は歩いたか。
なんというか、テリア家らしい。
お白) 「Östra」は「東」だ。スェーデン語勉強しようぜ!
…スウェーデン語を勉強していなかった事を悔やみました。

(※オレンジ色のルートが、多分我々の通ったルート)
↓
駐車場をこえて、さらに進むと、本来のゴール地点へ。

アビスコツーリスト ステーションでは、フェールラーベンクラシックの準備が着々とすすんでいました。

ーーーーー
ゴール時間は、16時前でしたので、帰ろうと思えば、そのまま夕方発の電車でストックホルムへ帰れる時間でした。
予備日を1日設けて帰りの電車を予約した我が家。いけたかもしれませんが、よかったかな?
アビスコを楽しもう!
キャンプ場、1人300kr(¥4,000)×2人分を払って一泊です(ワンコは無料)。
お白) えぇ値段ですな。
(アビスコツーリストステーションの周りは自然保護区で、キャンプは決められたところにしかできません。自然保護区から離れたら無料で張れるそうですが、流石にもぅ歩けません。)
ーーーーー
テントを張りまして、
アビスコ ツーリスト ステーション内へ。
リゾートです。
ホテルに立派なコテージ、ロビーにはオシャレな暖炉、ソファがあり、昨日までの山小屋とは違い高級感が漂います。
そんな中、未だ、若干ピリピリしている夫婦。
こりゃ、麦汁でわだかまりを綺麗さっぱり洗い流そう!
350ml缶のビール、グラスについで85Kr(¥1,150)/缶
…山奥から人間社会に戻り、リゾート価格に驚くも、無事仲直りできました(^^)

ーーーーー
その後は、お土産屋さんをのぞきました。
ワンコは入店NGでした。
あと、フロント横で、嵐の中でお会いしたおじさんに再会しました。昨日夕方に到着していたらしい。
おじさんは、あの日、我々の数百メートル離れた湖畔にテントを張っていたらしく、
君たちのテント、僕のところからは見えてたよー、あの嵐、ほんとに凄かったな。心配してたんだよ、君たちのこと。無事で何より、と。
知らなかった。あの嵐の日、近くであの暴風に耐えていた仲間がいたとは。
そして、おじさんは更に…
ワンコとだと、歩くペースも様々だし大変だけど、そのおかげで、風を感じ、歩く音を感じ、ゆっくりした景色を楽しめる。荷物の重さを感じ、足の痛みも噛み締め、そんな素敵な時間がここにはあるんだ、と。
…おぉー、詩人だ。
ちなみに、ここではキャンプじゃなく、ホテルにとまり、今宵はレストランで豪華にディナーなんだ、とか。
お茶々) 今日だけ僕、おじさん家のワンコになります!
さっ、エミルさん、テント場にもどり、いつものカリカリ食べるよー
ーーーーー
その後、テント場に戻りまして、10日ぶりのシャワー!!

さいこうだぜぇーーーー
シャワー!人類の発明品、最高!!
ーーーーー
夕飯は、今夜も、パスタ×2種類の味。

安全なキャンプ場、周りに人もいるし、トイレもある、しかも水栓!

おやすみなさい。
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アビスコアーレ ステーション⇒⇒アビスコ ツーリストステーション

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今日は、残りの1区間15kmほど残すのみ。
しかも、ナショナルパーク内なので、道もそこまでハードではないはず。

もうほぼゴールした気分になりまして、
いつもより、かなりゆっくり起きて、のんびりご飯を食べて、コーヒーを飲む。
楽しんでる。今の我々…

お茶々) 朝からラーメンって…
↓
昨夜の雨で濡れたテントを乾かしながら、のんびりと撤収。
…気づけば周りのテントは一つもなく、一番最後の出発でした。
まぁ、それも問題ない。
「余裕」があるって、ス・テ・キ。
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10:30
アビスコ ツーリストステーションに向けて、出発!
湖の横を通り、川の横を歩いていきます。
綺麗な花も咲いており、道もしっかり整備されていて歩きやすい。

途中、エミルが抱っこを求めてきましたが、アルフィンは元気いっぱい。
何度か休憩して、行動食を食べ、また歩きます。

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順調。実に順調。
雨も降りそうでしたが、なんとか持ちつつ、ゴールのアビスコ ステーションまで、残り5kmあまりのところに来ました。
そうここが運命の分かれ道…
道には、右矢印の「ABISKO Östra」の標識がある分岐点。
パパ) アビスコ!いけー!そっちだー!!
ということで、右へ。
言われるがままに進みました。
↓
ある程度歩いたところで、
地図上では川の横にトレイルがあるはずなのですが、川が無い。
また、そろそろアビスコ近いから人も多くなってもいいはずだが、誰もいない。。。
なんかおかしい??
ねぇ、道間違ってない?
しかし…
パパ) 大丈夫やろ、どこかで繋がってるって。
実は、この分岐の手前も、何度か二股に別れる道がありました。
二股に分かれても、少し行けばまた合流していたので、今回もどちらに進もうが、すぐ合流するものだとも、パパは信じていたようです。
その後も、川は進行方向左側にあるはずなのに、道は右に右に続いています。

やはり、道、間違えてない?
さっきの分岐まで戻らない?
パパ) いや、だってアビスコって書いてし。そんなに心配なら戻ってもえーけど。
戻ってもえーけど、だと⁈ イラッ💢
ママも意固地になり、そこまで言うなら行こうじゃないの!と、そのまま進むのでした。
ーーーーー
結果…
はい、迷子です。
しかも、この辺りは高い木も多く茂り、今歩いている道から、我々が想定していた正規ルートが一切見えません。
無言で歩く夫婦とワンズ。
もうゴールと思って、足を残さず歩いていた為か、膝と足裏に急に痛みが出現し、膝を曲げるのが辛くなりました。
↓
しかし、その後も、いくら歩いても到着しない。
イライラ💢
道も、川がある左側には向わない。
イライラ💢 イライラ💢
お白) ママ…
そして、遂に禁断のひとこと。
ママ) あの分岐、ちょうど前方から人が歩いてきてたから聞けたのにっ!聞くこともなく「こっちだ」と言い切ったの、あなたよね?明らかに間違えてるよね、この道っ
…からの、夫婦喧嘩勃発!
と、まぁ、すぐそこがゴールと思っていたのに、全く到着しない不安とイラつき、脚の痛みと疲れも伴い、えぇ、まぁ、はい…
お茶々) 夫婦喧嘩は犬も喰いません…
ーーーーー
そんな時、前方から、スウェーデン人の夫婦が歩いて来ました。
とても優しい仲良さそうなご夫婦で、伺うに、アビスコ東駅よりハイキングしているのだという。
このルートはアビスコ東駅の方に繋がってるよ、と。
すぐに調べてくれ、多分こっちに行けば道があると思うよと、アビスコツーリストステーション(我々の思うゴール)への行き方を教えて頂きました。
ありがとうございます。
…我々も見習い仲良くしたいと思います。
ーーーーー
その後、道にマークが出て来ました。

マークに沿ってひたすら歩きました。
そして、高床式の建物の展示物があり、観光客がいます。もうすぐか?

↓
そして、ついに、ゴーーーーール!!
お茶々) え?8日間も歩いて、ゴールが駐車場?
うん、ママもさ、クングスレーデンの動画とかにある、ザ・アビスコって感じのところでゴールを迎えたかったよ…

ーーーーー
余計に、5キロ程は歩いたか。
なんというか、テリア家らしい。
お白) 「Östra」は「東」だ。スェーデン語勉強しようぜ!
…スウェーデン語を勉強していなかった事を悔やみました。

(※オレンジ色のルートが、多分我々の通ったルート)
↓
駐車場をこえて、さらに進むと、本来のゴール地点へ。

アビスコツーリスト ステーションでは、フェールラーベンクラシックの準備が着々とすすんでいました。

ーーーーー
ゴール時間は、16時前でしたので、帰ろうと思えば、そのまま夕方発の電車でストックホルムへ帰れる時間でした。
予備日を1日設けて帰りの電車を予約した我が家。いけたかもしれませんが、よかったかな?
アビスコを楽しもう!
キャンプ場、1人300kr(¥4,000)×2人分を払って一泊です(ワンコは無料)。
お白) えぇ値段ですな。
(アビスコツーリストステーションの周りは自然保護区で、キャンプは決められたところにしかできません。自然保護区から離れたら無料で張れるそうですが、流石にもぅ歩けません。)
ーーーーー
テントを張りまして、
アビスコ ツーリスト ステーション内へ。
リゾートです。
ホテルに立派なコテージ、ロビーにはオシャレな暖炉、ソファがあり、昨日までの山小屋とは違い高級感が漂います。
そんな中、未だ、若干ピリピリしている夫婦。
こりゃ、麦汁でわだかまりを綺麗さっぱり洗い流そう!
350ml缶のビール、グラスについで85Kr(¥1,150)/缶
…山奥から人間社会に戻り、リゾート価格に驚くも、無事仲直りできました(^^)

ーーーーー
その後は、お土産屋さんをのぞきました。
ワンコは入店NGでした。
あと、フロント横で、嵐の中でお会いしたおじさんに再会しました。昨日夕方に到着していたらしい。
おじさんは、あの日、我々の数百メートル離れた湖畔にテントを張っていたらしく、
君たちのテント、僕のところからは見えてたよー、あの嵐、ほんとに凄かったな。心配してたんだよ、君たちのこと。無事で何より、と。
知らなかった。あの嵐の日、近くであの暴風に耐えていた仲間がいたとは。
そして、おじさんは更に…
ワンコとだと、歩くペースも様々だし大変だけど、そのおかげで、風を感じ、歩く音を感じ、ゆっくりした景色を楽しめる。荷物の重さを感じ、足の痛みも噛み締め、そんな素敵な時間がここにはあるんだ、と。
…おぉー、詩人だ。
ちなみに、ここではキャンプじゃなく、ホテルにとまり、今宵はレストランで豪華にディナーなんだ、とか。
お茶々) 今日だけ僕、おじさん家のワンコになります!
さっ、エミルさん、テント場にもどり、いつものカリカリ食べるよー
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その後、テント場に戻りまして、10日ぶりのシャワー!!

さいこうだぜぇーーーー
シャワー!人類の発明品、最高!!
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安全なキャンプ場、周りに人もいるし、トイレもある、しかも水栓!

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